・退職を考えているけど、上司や職場の人に怖くて言い出せない・・・
・職場での人間関係が難しくて、ストレスを感じていてできるだけ早く辞めたい・・・
・とにかく仕事が嫌すぎて、明日から仕事に行きたくない・・・
そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
私も同じでした。
新しく働き始めた職場での人間関係がうまくいかず、辞めたいなと思っていたけど、働き始めたばかりだし、言いにくいな・・・
でも、これ以上、この職場で働き続けるのは厳しいな・・・
悩んだ挙句、退職代行を使用しました。
この記事では私が退職代行を利用した際に感じたことなど、私と同じように退職に関する悩みを抱えている方の手助けになるような内容を紹介していきたいと思います。
退職代行をなぜ使用したのか?
転職し、新しい職場で働き始めて1ヶ月。
最初のうちはいい職場だなと思っていたのですが、1ヶ月経ったくらいから、上司のパワハラ体質が見え始めてきました。
・業務スピードが遅い→これは自分のスキルが足りてないので、言われても仕方ない。
・自分が入社する前のことに対するクレームの責任を負わされる→入社前の出来事に対するクレームは自分に責任があるわけない。
・小児薬用量の鑑査等に電卓を使ってはいけない→????他の薬剤師は使っているのになぜ自分だけ?理解不能。
こういう理不尽なことを言われることが増えてきて
この人の下で働きたくないと思うようになる→出勤の時間になると強い眩暈、吐き気がするようになる→体調がどんどん悪くなり、普段なら2、3日でよくなるような風邪の症状も2週間以上続く→仕事に行きたくないと毎日のように思うようになる
こういう悪循環で体調が悪い中、仕事をしていたある日、上司に呼び出されて、「今のままだと、試用期間が終わった後、正社員として働いてもらうのが難しい」と言われました。
その瞬間に自分の中で「心が折れる音」がはっきり聞こえました。それが金曜日。
ちょうど、翌日の土曜日は休みだったのもあり、気付いたら金曜の夜〜土曜日の昼までひたすら退職代行について調べまくっていました。
退職代行というサービスについて
退職代行サービスは、退職に関する手続きを第三者が代行するサービスです。
主に「退職を申し出ることが難しい」「会社に顔を出したくない」という悩みを持つ人々が利用しています。
退職代行が注目される背景
近年では、パワーハラスメントや長時間労働の増加により、退職のハードルが高くなるケースが増えています。
また、若い世代を中心に、スムーズに次のステップに進みたいというニーズも高まっています。これらの背景から、退職代行サービスの利用者が年々増加しているのです。
退職代行を利用するメリット・デメリット
退職代行を利用するにあたって、メリットもありますが、当然、デメリットもあります。
退職代行を利用するメリット
- 心理的負担の軽減→直接上司と話す必要がなく、精神的なストレスを軽減できます。
- スピーディーな退職→即日対応が可能なサービスも多く、迅速に退職手続きを進められます。
- 法的サポートが可能→弁護士監修のサービスを利用すれば、会社からの不当な要求にも適切に対応できます。
退職代行を利用するデメリット
- 費用が発生する→平均的な料金は20,000円から50,000円、弁護士が対応する場合は55,000円以上、とそれなりのコストがかかります。
- 会社側との関係が悪化する可能性→退職代行を利用することで、会社側とのコミュニケーションが不足し、トラブルに発展する場合があります。
上記のようにメリット・デメリットがあるので、利用する際は、費用対効果をしっかり検討することが大切です。
退職代行のサービス内容
1.退職意思の会社への伝達
- 利用者の代わりに、退職の意思を直接会社に伝えます。この際、口頭や書面で正式な手続きが取られます。
2.必要書類の手続き代行
- 雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票などの回収。
- 未払い賃金の交渉。
3.会社からの連絡窓口の対応
- 会社が利用者に直接連絡を取ることを防ぐため、窓口を業者が一括管理します。
4.トラブル対応
- 会社が退職を認めない、または嫌がらせを行った場合のサポート。
- 弁護士監修の業者であれば、法的手段の助言や手続きも対応。
退職代行が適しているケース
- 上司や同僚との関係が悪化している場合→自分で退職を切り出すことが心理的に難しいと感じる場合に最適です。
- 長時間労働やパワハラの被害に遭っている場合→即日退職を実現できるため、速やかに環境を変える手段となります。
- 法律的な対応が必要な場合→未払い賃金や残業代の請求など、法的な問題が絡む場合は弁護士監修のサービスが役立ちます。
退職代行の基本的な流れ
1.相談・問い合わせ
- 無料相談を提供している業者が多いので、利用前にサービス内容や費用を確認します。LINE、メール、電話など様々な方法で相談・問い合わせができるサービスが多く、24時間対応しているサービスもあります。
2.正式な依頼
- 申込→料金の支払い→契約書、依頼書を提出した後に退職代行のサービスの提供が開始されることが多いです。
3.業者が会社と交渉
- 退職を希望する日に会社に電話をして退職の意思を伝えてくれます。利用者は業者に任せ、会社との直接のやりとりは不要。
4.退職完了
- 退職が成立し、書類や最終給与の受け取りを行います。
退職代行サービスによって多少の違いはありますが、大体はこのような流れになっています。
退職代行サービスの選び方
退職代行サービスには一般的な退職代行サービス、労働組合が運営している退職代行サービス、弁護士が運営している退職代行サービスがあります。
ここではそれぞれの特徴を比較、説明し、おすすめのポイントを解説していきます。
一般的な退職代行サービス
特徴
- 一般的な退職代行サービスは、企業や個人が運営するもので、主に退職の意思を会社に伝える業務を代行します。
- 費用が比較的安価(2万円〜4万円)で、利用しやすいのが特徴です。
- 法的なトラブルに関する対応はできませんが、迅速で柔軟なサービスが提供されます。
メリット
- 費用が抑えられており、気軽に利用できる。
- 24時間対応のサービスも多く、急ぎの退職にも便利。
デメリット
- 法的なトラブル(未払い賃金請求、ハラスメントへの対応など)はサポート不可。
- 会社側が強硬な態度に出た場合の交渉力は限定的。
おすすめの一般的な退職代行サービス
サービス名 | 特徴 | 料金 |
退職代行Jobs | 即日対応 24時間相談可能 追加料金なし 労働組合と連携しているので交渉可 | ¥27,000(税込) 労働組合費別途¥2,000必要 |
退職代行ヒトヤスミ | 即日対応 LINE相談可能 追加料金なし | ¥16,500(税込) |
ベスト退職 | 即日対応 24時間相談可能、 加料金なし | ¥28,000(税込) |
退職代行モームリ | 即日対応 LINE相談可能 追加料金なし | ¥22,000円(税込) |
退職代行モームリは先日、他社の退職代行を利用して従業員が退職したとして話題になりましたね。
労働組合が運営している退職代行サービス
特徴
- 労働組合が運営する退職代行サービスは、団体交渉権を活用することで、法的な正当性を持つ強力なサービスを提供します。
- 未払い賃金や残業代請求、退職手続きの交渉においても法的な保護が得られるため、安心感があります。
- 料金は3万円〜5万円程度と一般サービスより少し高めですが、費用対効果が高い。
メリット
- 団体交渉権により、未払い賃金や残業代の請求にも対応。
- 法的保護が強く、トラブルに発展した際にも安心。
- 労働者の権利を守る観点から運営されており、信頼性が高い。
デメリット
- 弁護士の正式な代理権はないため、裁判や訴訟の際には限界がある。
- サービス内容が標準化されており、カスタマイズ性が低い。
おすすめの労働組合が運営している退職代行サービス
サービス名 | 特徴 | 料金 |
退職代行ガーディアン | 労働組合が運営 交渉力あり 追加料金なし | ¥24,800(税込) |
弁護士が運営している退職代行サービス
特徴
- 弁護士が運営する退職代行サービスは、法的代理権を持つため、未払い賃金の請求、ハラスメント対応、裁判対応など、あらゆる法的なトラブルに対応可能です。
- 費用は一般的に5万円〜10万円程度と高めですが、安心感と信頼性を重視する人に適しています。
メリット
- 法的な代理権を持つため、会社との直接的な交渉が可能。
- 未払い賃金、損害賠償請求、ハラスメント対応まで包括的にサポート。
- 弁護士の信頼性により、会社側も強硬な対応を取りにくい。
デメリット
- 費用が高めで、短期間での利用にはコストがかかる。
- 法的な問題がない場合には、費用対効果が低い場合もある。
おすすめの弁護士が運営する退職代行サービス
サービス名 | 特徴 | 料金 |
弁護士が直接対応 法的交渉可能 全国対応 | ¥55,000(税込) | |
弁護士が直接対応 法的交渉可能 全額返金保証 | ¥43,800(税込) | |
フォーゲル綜合法律事務所 | 弁護士が直接対応 法的交渉可能 後払い可能 | ¥55,000(税込) |
実際に退職代行サービスに申込しました
私の場合、有給休暇がないため、会社との交渉が必要になるため、弁護士が運営しているサービスを比較検討し、問い合わせをしたりした結果、フォーゲル綜合法律事務所を利用しました。
金曜日の夜から利用を考えて、土曜日のお昼に質問をし、約1分後に返信がきました!(超早い!!)
その後、支払いをし、ヒヤリングシートをかき、それに基づいて会社に送る通知書というものを作っていただきました。
途中、直接、弁護士さんから確認事項があったりして、最終的に完成したのは前日の日曜日の夜でした。
その間もヒアリングはとても丁寧で、安心してお任せできました。
退職当日
退職当日、私がやることは特に何もありません。
唯一、やることは直前に確認事項が出たりした時のために、いつでもLINEを確認できるようにしておくだけ。
実際に会社に連絡していただいた後にLINEにて連絡がきました。
この後は、返却物を返却して、必要な書類が届き、最後の給料が振り込まれるのを待つだけです。
実際に退職代行を利用してみた感想
メンタル的にもやられていて、もう会社の人とも話もしたくないし、顔も合わせたくない。
そんな状況で、退職代行を利用しようと決めて、お金を払って、弁護士さんとやり取りをしていたわけですが、正直、本当に退職できるかという不安はありました。
実際に連絡をしていただく前日は緊張であまり寝れませんでした。
それでも、いざ、連絡完了の報告を受けた瞬間に、めちゃくちゃ気分が楽になり、安心したのか涙が出てくるくらいでした。
もし、退職したいけど言い出せない、今すぐにでも退職したい、そう悩んでいるなら、私は退職代行の利用をお勧めします。
仕事をしてお金を稼ぐのも大事だけど、体調を崩して自分自身が潰れてしまったら終わりなので。
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